【日帰りアユタヤ観光】アユタヤ中心部の北側にある遺跡巡り@アユタヤ
今年2月、世界遺産のアユタヤ遺跡をまわってきました。
アユタヤにはもう何度も訪れているので、今回はあまり知られていないアユタヤ中心部(川で囲まれた島)の北側にある遺跡を見に行ってきました。
朝はカフェで過ごし、夫と合流して昼食はエビセンターへ。
エビセンターについては以前に書いた記事をご覧ください。
今回まわったのは地図のこの辺りの遺跡3ヶ所。
ここに行くには自転車だと30分以上かかるので、車かトゥクトゥク貸し切りで行くのがオススメです。今回は車でまわりました。
では、行った場所を紹介したいと思います。
①ワット・プラヤーメーン(Wat Phrayaman/วัดพระยาแมน)
ワット・プラヤーメーンはいつ建てられたか正確にはわかりませんが、老古学的な証拠によると16~17世紀のアユタヤ王朝中期に最初に建てられたそうです。
Google Mapsを見ながらでないと辿り着けないような場所にあります。
最後の路地は、本当にこの奥にあるのかって思う細い路地でした。
八角形の仏塔(チェディー)と礼拝堂(ウボーソット)。
八角形はアユタヤ王朝後期のスタイル。
広大な敷地にあるワット・プラヤーメーン。
今回はその一部しか散策しませんでしたが、人が1人もいなくて静かな場所でした。
写真の手前には用水路か水を貯めていたところのような形の遺跡がありました。
幅18m・長さ28mの大きい礼拝堂(ウボーソット)。
正面(東側)の入口は3ヶ所あり、西側の入口は2ヶ所。側面には7つの窓があります。
礼拝堂の内部。
アーチ型の凹みがたくさん。
この凹みの中に仏像が置かれていたのかな。
②ワット・プラガーム(Wat Phra Ngam/วัดพระงาม)
ここは最近フォトジェニックなスポットとしてタイ人に人気の遺跡。
とても小さな遺跡で残っているのは門と仏塔のみ。
ここに行くのも最後は車がすれ違えないくらい細い路地を通ります。
この門が人気のスポット。
時の門(ประตูแห่งกาลเวลา)と呼ばれていて、夕方になると門に光が射して綺麗だそう。写真撮影に順番待ちが出来ている人気の門です。
タイ人は皆、門の所に立って写真を撮っているんですが、写真好きなタイ人は1組当たりの時間が長い。そして、前の組が終わると次の組がすぐに門の所へ。
私も順番待ちをしていたんですが、人がいない写真を撮りたいので門の所に人が行かないと写真待ちをしていることに気付いてもらえず、、、。ずっと待っていたら気付いてくれたタイ人がいて、ようやく撮らせてもらえました。
幅15m・長さ34mの礼拝堂跡。
奥にある仏塔は下は八角形、上は鐘形。
③ワット・ナープラメーン(Wat Na Phramen/วัดหน้าพระเมรุราชิการาม)
この寺院は13世紀に建てられたとされていて、度重なるビルマ(現ミャンマー)軍の破壊から奇跡的に逃れた寺院として有名です。
本堂には黄金の仏像、礼拝堂にはドヴァラヴァティー様式の仏像があるそうです。暑さに負けて本堂や礼拝堂に寄らず、ドヴァラヴァティー様式の仏像を見逃してしまった。
本堂の右手にあった礼拝堂らしき小さな建物にタイ人がたくさん訪れていたので、何があるんだろうと思っていたらそういうことだったんですね。
またいつか行かなきゃ。
この寺院の中にも遺跡があります。
今回の目的はこちらの3つの仏塔でした。その中に木の根に覆われた仏塔があります。
よく見ると木の根の隙間から小さな仏頭がちらっとお顔を出されています。
本当に小さいのでよく見てくださいね。
この調子でどんどん浸食されていったらお顔が見れなくなってしまうのかなぁ。
寺院内にあったタイの沙羅の木(沙羅双樹/ホウガンノキ)。不思議な形。
次回はアユタヤ東部の遺跡を中心にまわりたいなと思います。